注目キーワード

【ジンバブエ】金銭感覚が狂う【二重価格問題】

  • 2018年12月15日
  • 2018年12月23日
  • 未分類
  • 7view

こんにちは。おかもと(@daichioka)です。アフリカ ジンバブエよりお届けしています。

今日プロテイン買ってきました。また値上がりしやがって、2キロ(大体1か月分)で225ドル位になってました(笑)

という訳で、今回はチョコチョコと色んな記事で触れているジンバブエ二重価格問題について。

 

概要

簡単に経緯を説明します。

自国通貨を持たないジンバブエでは、USドルが通貨として流通しています。

で、そのUSドルが足りなくなって、発行されたのがみなし紙幣のボンドノート。

 

当初は等価でスタートしたこのボンドノートですが、所詮お金ではない為、USドルを欲しがる人が多いんですね。海外送金や、輸入のためには必要ですからね。

で、ボンドノートとUSドルを交換する闇市が生まれ、次第に両通貨の価格差が広がってきました。

 

現在は100ドル持って行くと280ボンドノートに変えることが出来ます。

はじめは等価だったものが、現在では約4分の1まで価値が下落した、という事ですね。

で、スーパーやファーストフード店以外の多くのお店、特に中華系、インド系のお店では2重価格を設定しています。USドルならいくら、ボンドノートならいくら、という具合です。

 

これが2重価格問題です。

 

物価はどうなった?

公式では等価、という事になっていますのでボンドノートでも買い物はできます。なので、100USドル持っていれば300ドル持っている事と同じ意味でした。ちょっと前までは。

2か月くらい前、ボンドの価値が急落して、軒並み物価が上昇しました。

 

ただ、物価の上昇の度合いが品目によってかなり異なります。

 

野菜類→約1.2倍~1.5倍

パン、パスタ、その他一般的なコモディティ→約2倍

ワイン、サーモンなどの輸入品→約3倍

 

ざっくり言うとこんな感じです。平均的には物価は倍になった、というイメージですかね。

ただし、値上がりしていないものもあります。ローカルのビール、タバコ、コーラなどの飲料、電気代やネット料金などは据え置きのものもあります。

 

3つに分けると

ジンバブエに在住している人を3つに分類するとこうなります。

 

① ボンドノートしかもっていない人

給料もボンドノート支払いでUSドルの獲得手段がない。

彼らの立場からすると、”単に物価が上がっただけ”。

さらにUSドルでの支払いしか認めないサービスもあるので生活は厳しいでしょう。海外になんてとても行けませんよね。

 

② USドルを持っているが両替出来ない人

外交官など外貨を獲得する手段はあるが、立場上闇レートでの両替は出来ない人。つまりUSドルしかもっていない人、とも言えます。

こちらも”単に物価が上がっただけ” なのですが、お店によってはUSドル支払いだと50%程度の割引をしてくれるところもあります。ただし、USはボンドの3倍の価値が付くと考えると、50%引きではちょっと割に合わないですよね。

 

③ USドルを持っていて、両替も出来る人

僕はこれにあたります。

日本円やUSドルの獲得手段を持っていて、かつバンバン両替できる人、ですね。

一番恩恵があるのはこういう人たちでしょう。

仮に3倍に値上がりしたものでも、ボンドノートでUSが3倍になるので今までと変わらず。

値上がりしていないものなら、今までの3分の1の価格で変える、という事になります。

今、ローカルのビールは1本1ドルなので、実質40円程度で買える、という事になります。

結構金銭感覚が狂う

 

 

例えばサーモン、ボンド価格で250ドル以上しますが、実質は約3分の1なので80ドル位ですかね。

 

 

それでも、どこの大間の本マグロだよ、と言うような値段ですが。

ちなみにUSドルでもボンドでも、この価格になります。USドルをボンドに両替して、ようやく適正価格で変えるという訳ですね。

 

こんな感じで、値上が率がバラバラだったり、頻繁に価格の変動が行われると何が適正な原価・売価・利益なのかが良く分からなくなってきます。

カフェに行ってお会計が20ドルだとすると、「実質7ドルくらいか」って思いますけど、逆にUSドル7ドル持っていれば、ビールを20本以上も買える!って事にもなる訳ですね。

また、ボンドで1日1000ドル稼いだとしたら、ジンバブエではまあそこそこいろんな事が出来ますが、いざ海外に持って行こうと両替したらたったの300ドル強しかない、という事になってしまうんですね。

ボンドノート中心で日常生活を送っているので、このあたりの金銭感覚が最近おかしくなってきた気がしますね。

まとめ

ボンドノートはやっぱり所詮はおもちゃ銀行券に過ぎません。

 

商売する上ではボンドノートは頭の中から排除して、あくまでUSドルで仕入れて、USドルの適正価格で売り上げる、という感覚でいた方がいいのでしょう。

だから、外国人としては、USドルで払えるお客さんをターゲットにするのは必須ですね。ボンドノートをいくら稼いでも、ジンバブエから一歩出たらゴミくず同然ですからね。

ボンドとUSがグルグルで、頭痛いです。